クレジットカードのキャッシング枠利用の返済は基本的には翌月の指定支払い日に一括返済というのが一般的でした。

しかし、キャッシングやカードローンの利用者が年々増加していることから、クレジットカード会社もクレジットカードに付随したキャッシング枠を使いやすいものとして多くの借り入れをしてもらおうとしています。

そこで返済方法に追加されたのがリボ払いによる分割返済です。

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今では翌月一括返済が基本だった返済方法にリボ払いを加えて、毎月の分割返済が可能となったクレジットカードも多くなってきました。

リボ払いという言葉はお聞きになられたことが多いかと思いますが、返済方法は毎月の返済額が少ない代わりに、返済完了までに長い期間を要することとなります。

最近はリボ払いを多用しすぎて借金地獄に陥った人も多く、その危険性がネット等でも多く紹介されているので、「リボ払い=危険」と認知している人も少なくないでしょう。

しかし、危険とされているこのリボ払いにも多くのメリットは存在するのです。

それでは、リボ払いによるメリット・デメリットを解説しながら、賢いクレジットカードのキャッシング枠の利用法を考えていくことにしましょう。

 

リボ払いのメリットは?

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リボ払いのメリットは何といっても毎月の返済額が固定で定額であるという点です。

毎月の返済額は利用額残高によって設定されており、一番最小の返済額が3千円くらいが一般的です。

返済額に関しては各社で異なってきますが、10万円の借り入れをした場合の毎月の支払額は5千円くらいが妥当な金額でしょう。

ですから、急にまとまったお金が必要になったけれど、毎月何万円もの返済は負担となるという人にとっては正に大きなメリットを生む返済方法と言えるでしょう。

 

リボ払いのデメリットは?

しかし、利用者にとって都合のいい返済方法だといっても、それが結果的にすべてOKとならないのがリボ払いの持つ最大のデメリットです。

毎月の返済額が少なくて済むということは、高額な借り入れをすればするほど完済までの期間が長くなるということになってきます。

完済までの借り入れ期間を長引かせることによって利息が劇的に大きくなります。

この点はよく理解してもらいたいので、どうしてそうなるかについて具体的な例を挙げて説明することにしましょう。

 

(借り入れ状況)

借り入れ額 50万円

毎月の返済額 1.5万円

返済回数 47回

金利18%

で1回目の支払う利息を計算すると、

50万円×18%/365*30=7,397円(利息)

となります。

 

15000円ずつ返済すると→利息合計194,050円

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つまり、返済した1.5万円のうち半分以上もが利息として支払われることとなるのです。

返済した1.5万円のうち、元金返済に当てられた金額は、残りの7,603円です。

ですから、2回目の返済は元金50万円から7,603円が引かれたもので計算されることとなりますが、

492,397円×18%/365*30=7,284円

となり、利息は前回より113円ほどしか安くなっていません。

クレジットカードのリボ払いには実質年率による金利が適用されているので、元金が減っていきさえすれば毎月支払う利息も軽減されていきます。

しかし、リボ払いのように毎月の返済額が低く設定されている場合には、欠かさず返済していったとしても支払う利息が高額となるために元金が減っていかず、長いあいだ高い利息が発生することとなるわけです。

 

この理屈は同じ条件で返済額を10万円とした場合と比べてみれば歴然です。

10万円ずつ返済すると→利息合計23,421円

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10万円の返済を行った場合には、

10万円-7397円=407,397円

となり、92,603円が元金の返済に当てられることとなります。

ですから、2回目の返済時には元金が407,394円と大幅に減り、その利息は

407,394円×18%/365*30=6,027円

となります。

1.5万円の返済が行われていた状況と比べると、利息がお幅に減っているのがお分かりいただけるかと思います。

以上のことからお分かりいただけたかと思いますが、リボ払いは支払い負担は大きく軽減されますが、多額の利息を長い期間支払わなければならないということが明白なのです。

クレジットカードのキャッシング枠は最高でも20万円くらいが一般的ですから、キャッシングやカードローンのような高額な借り入れはできませんが、どちらにしろ返済負担の軽減というメリットを受ける代わりに、多額な利息を長期間支払うこととなるというデメリットを避けては通れない返済方法ということなのです。

 

クレジット会社がリボ払いを利用する理由

近年は各金融機関の返済方法にリボ払いを導入していますが、それは決して返済を軽減して、利用者のことを考えているというわけではありません。

リボ払いによって、利用者から多くの利息を生み出すことが目的なのです。

リボ払いは長期間の支払いとなるために、貸し倒れなどの危険性を伴いますが、それを補って余る程の利益を利息から生み出すことができるのです。

こう考えればリボ払いによる分割返済を導入しているクレジットカードのキャッシング枠で高額な借り入れをしようなんて気にはなりませんよね。

 

リボの金利はほぼ一律

多くのカード会社のリボ利率はカード限度額に関係なくほぼ一律18%です。

キャッシングであれば、限度額によって最大3~18%の適用になるため、申し込みをした上でリボ利率より下回れば、キャッシングでカード利用料を払ってしまったほうが利息の節約に大きく役立ちます。