家を買うときは欠かせない住宅ローン
日本では住宅ローンを組む人が非常に多いです。
賃貸では定年退職後に住むところがなくなりますし、年を取れば賃貸を借りるのも非常に困難になります。
そのため社会に出て結婚して家庭を持ったら住宅ローンを組んで家を購入する人が多く、不動産業界は活発です。
また最近では独身の男女も家を買うことが増えてきています。
理由のひとつに、一人暮らしをすると家賃を支払う必要がありますが、それがもったいないという理由が多いのです。
家を購入すれば、家賃と同程度の住宅ローン支払いで済み、支払いを完済すれば自分のものになります。
賃貸ではいくら家賃を払い続けても自分のものにはならないからです。
銀行で住宅ローンを申し込もう
住宅ローンを申し込むには、物件を見つけて、不動産屋と交渉しながら同時に銀行に住宅ローンの申請をする必要があります。
申請するにはまずは収入が安定していることが重要です。
住宅ローンはカードローンと違って長期のローンですから、しっかりと返済できる能力があることを証明する必要があります。
そのため源泉徴収票などを提出し、審査を受ける必要があります。
たとえば35年ローンを組もうと思った場合、
現在40歳で定年が60歳の場合、35年後は定年して働いていませんので、長期のローンは組めない可能性がでてきます。
また今は非正規雇用者も増えていますが、派遣社員では審査が通らない可能性が高いです。
その場合は頭金をたくさん入れて職歴の安定性をアピールすれば、不可能ではありません。
独身でもマンションを購入する人が増えてきましたので、不動産屋や銀行に相談してみてください。
頭金は多いほうが有利
住宅ローンを組む際に、全額ローンにして支払うのは避けましょう。
できる限り頭金をためてから購入したほうが懸命です。
日常生活において、頭金をためられないほど貯蓄性が低い人がローンを完済することは難しく、その点でも銀行は、頭金がある人を評価する傾向にあります。
実際問題、100%フルローンで住宅を買おうとしても、手続きの際に諸経費として100万円程度必要になってきますので、貯金がまったくない状態でも住宅を買えるわけではないので注意が必要です。
銀行側としては、たくさん借り入れてもらったほうが回収できる利息の総額が増えるので好ましいはずですが、途中でローン破産されてしまっては元も子もありませんので、頭金の額なども見ています。