勤務先の安定性が評価される住宅ローン
どのようなローンでもそうですが、ローンを組む際に重視されるのは職業の安定性です。
確実に返済が見込める人にのみ貸し付けたいからです。
そのため一番評価されるのが公務員です。
次に評価が高いのが大企業の正社員や、創業年数が長い企業の正規従業員です。
中小企業の正社員では信用が低いかもしれませんが、それでも正社員であればローンの審査に通る可能性は高いです。
反対に審査に通りにくいのはフリーランスや個人事業主
いくら売り上げが高くて数千万円の収入を誇るフリーランスでも、信用と言う点では正社員に劣ります。
漫画家やフリーライターなどのフリーランスが住宅ローンを組むことはほぼ不可能に等しいですので、現金をためてキャッシュで買いましょう。その方が金利もかかりませんしお得です。
住宅ローンは正社員で働いている人のものと思っていいでしょう。
最近は派遣社員でも住宅を健闘する人が増えてきました。
派遣社員や契約社員でも購入できる住宅ローンも増えてきました。
ですが金利が高かったりなどの制約はあります。
またあくまで審査に通るだけですので、その後の保障などはまったくしてくれません。
派遣社員はいくら高スキルでも会社の事情によって雇い止めされてしまうことがしばしばあり、次の仕事が見つかる保障はどこにもありません。
その場合、賃貸ですと生活保護などのセイフティネットがありますが、派遣社員で住宅を購入して住宅ローンを組んでしまうと、一気に破綻してしまいます。
その際は住宅を手放して借金が残るというリスクもありますので、非正規労働の方の住宅ローンはリスクが高いと言うことをご了承ください。
団体信用生命保険
住宅ローンに加入する際に同時に申し込むのが、団体生命保険です。
住宅ローンの加入者が、死亡した際に、以降のローンを全額なしにできる保険です。特に結婚して子供のいるご家庭には必須でしょう。
ご主人が亡くなってしまっては、以降の生活が破綻してしまうからです。
住宅ローンの残債が免除になりますので、以降の生活が成り立ちやすくなります。
団体信用生命保険は、住宅ローンの加入時にのみに加入できます。
団体信用生命保険を加入しないと住宅ローンの審査には通さないと言う銀行もあります。
フラット35だと団体信用生命保険は任意です。ですがそのほかの銀行はほとんどが必須になっています。
掛け金は年間数万円で、残債が減っていくと掛け金も下がっていきます。